「なぜ、こんなになるまで放置したのですか?」
歯医者へ行ってこのようにいわれたことはありませんか。皆さんが歯科医院に来られる場合、歯が痛くなってから、あるいは歯をなくしてからこられることが多く、治療する時期が遅ければ遅いほど治療法の選択が限定されてしまいます。歯は失うと元通りに生えてこない! こんなことはわかりきったことですが、なかなか行動に移せない、これが実態です。それでも現実が目の前に!
「この歯を抜かなくてはいけません」
という言葉。さて、このような事態に直面したらあなたはどうしますか。『歯の種』というものがあって、それを撒いたらまた永久歯が「生えてくる!」なら放置しておいても問題はありませんし、歯の種があるなら奇跡の歯科治療となるでしょう。しかし、残念ながらそのような魔法の種は発明されていません。
近い将来、歯の種が開発されることを願いつつ、今、私たち歯科医にできるリスクの少ない治療といえば、科学が生み出したインプラント治療ではないでしょうか。歯科医のポリシーとしては、永久歯をできるだけ多く残す治療を行う、それに尽きると思います。
皆さんの健康な歯を傷つけずに治療を行うことを前提としますと、必然的にインプラントの活用が必要となってきます。皆さんが素晴らしい人生を過ごすうえで、良きパートナーとなってくれるはずです。
歯は、生きていく上でとても重要な役割を担っています。食事をするときに欠かせないのが歯、また、息をするときにも歯、お友達と楽しい会話を繰り広げるときにも歯、いつも一緒にいるので、まるで空気のような存在。こうして考えると「歯なんてなくても大丈夫!」と誰も思いません。なのに、
「歯の1本や2本欠けたって平気!」
と考える人が多いことも事実。たくさんあるうちの1本や2本だからですか?
本来は28本がすべて揃ってはじめて歯の機能が果たせるのです。どの歯が欠けても噛みあわせに問題が出てきます。さらに恐ろしいことに、単なる噛みあわせの問題ではなくて、背骨の歪み、骨盤の歪みへと繋がる。そんな大切な1本だということをお忘れではありませんか。
私は、あなたが大切な歯を失うことになってしまったら、悲しい気持ちになります。ですから、私のできうる限り、知りうる限りの力を発揮して歯の治療を行うでしょう。それには、インプラントは欠かすことのできない存在です。
それからたとえ上手く治療できたとしても、それを機にお口のケアを持続させることが苦手という人が多いようです。せっかく治療した歯がまたすぐに傷んでしまう・・・これは、誰もが抱える大きな悩みではないでしょうか。
これからは予防のために歯医者さんへ行くデンタルフイットネス時代の到来です。何らかのアクシデントが起きてから行く時代に終わりを告げ、お口のケアを重点におく歯科医療が中核となるでしょう。そして、ケアこそが皆さんの大切な歯を守ってくれます。失うと生えてこない歯だからこそ《未然に防ぐ》ことが重要となるのです。
現在、町の歯科医であっても世界の標準レベルをこえた治療を提供することが可能となっています。
とはいえ、外科手術を伴うことが多いインプラント治療は、長年、インプラントを取り入れている歯医者さんであっても難しいという一面があることも事実です。一部の歯科医院では、そうした場合でも大学病院との連携、優秀な口腔外科の歯科医師とのパートナーシップにより高度な医療技術の提供が可能となってきています。
このような先進的インプラント治療を全国津々浦々へと提供できるように私たちの成功例を全国に広げる勉強会や講演活動、ライブ・オペ研修会を行っています。できるだけ多くの患者さんへ均一に安心して高度な医療技術が受けられる環境を整えるのも私たち臨床医の仕事だと思い、その考えに賛同した多くの医師たちとカを合わせて連携しています。
院長:山口 貴史 |